ダンボール家具の材質を強化しました

久々の、気仙沼での活動報告です。

これまで、気仙沼のhouse publishing工場では、K5(WF)ダンボールを使って家具を製作していましたが、長く使うとなると、やはり強度の点で問題があり(そのおかげで、強度を高めるための工夫が生まれたわけですが)、今度は強度に余裕のあるK7(WF)ダンボールで家具を製作してみました。

9日、仙台→気仙沼

house publishing工場へ。



山形市にある富士紙器(http://fujishiki.com/)の瀬川さんが、お忙しい中、また降雪の中、K7WFダンボールや余ったダンボールを積んでhouse publishing工場まで持ってきてくださいました。ご家族でいらっしゃって、楽しいひと時となりました。瀬川さん、ありがとうございます。




夜:棚の製作開始

こちらが新しく試作したダンボール本棚(3段)。形、製法はこれまでと全く同じです。


10日:社会福祉法人「洗心会」ひまわりへ。図鑑を仕舞うためのダンボール本棚(2段)を納品しました。富士紙器さまからいただいた子供イス「猫田君」もいくつか持っていきました。

なぜか記念撮影となりました。(撮影:ひまわり)



その後、学習塾ホライズンへ。

震災時の地盤沈下や排水処理設備等の復旧の遅れにより、今年5月4日の大雨で、田中前にあるこちらの学習塾は「2センチの床上浸水」に見舞われました。それに伴う場所移動や床の湿気が原因で、本棚の脚部がかなり傷んでいたので、新しいものに交換しました。



ビフォー。こちらが壊れてしまったダンボール本棚(2段)。脚部が壊れて、倒壊の危機にありました。



アフター。今度は多少の湿気にも安心の強度です。ちなみに、壊れたダンボール本棚は、再利用できる部品を取り外し、リサイクルに出されます。



従来のダンボール本棚(3段)や、スツール、長椅子の方は、ややくたってきましたが、床上浸水を経ても、丁寧にお使いいただいてます。



こちらは新たに購入いただいたダンボール本棚(3段)。


今回の報告は以上です。ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございます。