赤塚不二夫が少年期を過ごした大和郡山でブックカフェをしたい
記事の内容と全く関係ありませんが、今日のGoogleのイラストは、小津安二郎でしたね。
生誕110周年とのこと。
さて、
久しぶりのhouse publishingブログ更新です。
ちなみに「ダンボールニュース」は、更新にとても手間がかかるので、しばらくお休みさせてもらっていました。すみません。
今まで何をしていたかというと、実は、宮城県から奈良県に引越しをしていました。
引越しと言っても、仙台の事務所はそのままで、奈良の職場に住み込み、という何とも不安定な生活を3カ月ほど続けてまいりました。
関西圏での生活は初めてなので、戸惑うことも多いですが、基本的に優しい方が多く、更にいうならば奈良県民は保守的な気質が強いそうです。
物件にもその保守性が表れているらしい。
5万件ほど物件をリサーチした後、大和郡山市という城下町にターゲットを絞り、駅近くの目ぼしい不動産屋さんで聞いて廻りましたが、それほど難しい条件を出しているにも関わらず、「そんな物件ありません!」と言われる毎日。
事務員のお姉さんからも、変な物件を探している人、略して「変な人(クスクス)」と呼ばれる始末。
大和郡山と言えば、赤塚不二夫が満州から引き揚げ後、少年期を過ごした旧城下町です。
奈良時代から要所として栄え、城下町が形成されたのは、戦国時代末期に筒井順慶がこの場所に入ってかららしいが、歴史的なことは、もう少し勉強が必要。
閑話休題。
今日は、諦めかけて普通の物件の内覧に行ってきました。
といっても、その普通の物件、大家さんが一階で麻雀教室を開いており、
市中心部にあるにも関わらず、家賃はかなり安め。
「夜でもジャラジャラ聞こえるかも知れませんが」
不動産屋さんのエクスキューズを聞き流しながら、
窓を開けると、冬なのに暖かい風が入り、中庭と思われる空間には、井戸がポツリ。
「まだここら辺には井戸があるところもあるんですね」
聞いてみると、
「そういえば、すっごく古い物件で、現役の井戸がある物件があるみたいですよ。
駅から3分で、便利なんですけど、何せ武家屋敷なので、なかなか借り手がつかないみたいですよー」
とのこと。
それだよ、明智君。
その物件を仲介している老舗の不動産屋を教えてもらい、
こっそりコンタクト。
そこで武家屋敷と、もう一か所SF(少し不思議)物件を案内してもらいました。
駅近・城近で、3階の居室や、その上にある屋上からの眺めはなかなかのものでした。
そして、こちらが武家屋敷。
以前は学者が住んでいたそうです。
こんな場所で、ブックカフェとかできたらいいな、と考えています。