仙台→気仙沼

仙台から気仙沼に帰りました。

後ろ髪引かれる仙台の風景。

バスで気仙沼に向かい、あべちゃんと合流。アンカーコーヒー&バル 田中前店で作戦会議。

house publishing工場には、名古屋の高木伸彦さまより、絵本第四弾が届いていました。

いつもありがとうございます。


素敵な絵本たち


なかでも、この本に目を惹かれました。


舞台はニューヨークのマンハッタン。


ビルの屋上に、かわいらしいとんがり帽子の塔のようなものが見えます。


どうやらこれは貯水タンクのようです。木でできています。


この本では、その貯水タンクの作り方まで紹介されていました。思いの外シンプルな構造で、日本の「桶」と同じような仕組みです。

無機質なビル群のなかに、林立するこれらの貯水タンク。この風景に郷愁を呼び起こさせる何かがあるとすれば、それは、それが「木でできている」ということと関係があるのではないでしょうか。

私は別に懐古主義者ではありませんが、建築よりもより人間に近い「水」のタンクに、未だに木が使われている、ということは、非常に興味深いことです。

摩天楼が聳え立つ大都市ニューヨークではありますが、そこに住む人々は、実は心の奥底では現代文明を信用していないのでは?と思わせるような、現代人の心性を垣間見ることのできる面白い本でした。