青森に行ってきました

弘前公園の桜。生憎の雨で大分散ってしまったが、傘を差しながら濠に浮かぶ花びらを眺めるのも乙なもの。


3日と4日の二日にわたって、旅行関係の出版会社に勤める友人と一緒に、弘前市とそのお隣の板柳町に行ってきました。3日に新幹線と電車で仙台から弘前に向かい、弘前市内を廻り、4日には電車で板柳町に向かい、りんごの木箱を生産する会社の倉庫を見学させてもらい、夜に高速バスで弘前から仙台に帰りました。残念なことに両日ともに雨が降っていましたが、弘前公園では、雨をものともせず「弘前さくらまつり」が開催されていました。この公園は弘前城の敷地内にあり、その周辺には古い建造物が多く残る魅力的なまちなみが広がっています。以下では、弘前市内の建築を見る際に参考になる2つの指標を引き合いに出しながら、3日に見て廻ったところを写真でご紹介します。



■「歴史的ミニチュア建造物群」の現存する建造物を見よ!

弘前市の追手門広場にある歴史的ミニチュア建造物群は、明治・大正時代に当市に建築され、市民に親しまれてきた、文化財指定の洋館などを十分の一の大きさで再現したものです。旧弘前市役所や青森銀行記念館、旧市立図書館、旧弘前偕行社など、現在14棟が展示されております〜弘前市ホームページより http://www.city.hirosaki.aomori.jp/kanko/shisetsu/shisetsu1.html


14棟のうち、現存するのは以下の5棟。
青森銀行記念館(みた)
・旧弘前市立図書館(みた)
弘前昇天教会聖堂(みた)
日本基督教団弘前教会堂
・旧弘前偕行社

ちなみにミニチュアは旧東奥義塾外人教師館の裏にあり、上のミニチュアの写真も旧東奥義塾外人教師館2階から撮りました。

旧東奥義塾外人教師館2階では、洋館の居室のようすをみることができます。おすすめです。


青森銀行記念館と旧弘前市立図書館

弘前昇天教会聖堂。前室と礼拝堂の境界が襖で仕切られているのが特徴的です。


■「趣のある建物」を見よ!

「趣のある建物」指定制度とは〜弘前市には、弘前城をはじめとする歴史的な建造物や、明治・大正期の洋風建築物などの文化財が数多く残されています。また、文化財には指定されていないものの、歴史と文化が息づく情緒豊かな建物も数多く点在しています。これら弘前の風情を醸し出している古い建物を「趣のある建物」として指定し、市民や観光客に発信することで、弘前の新たな魅力の発見や、城下町としての奥行きを体感してもらうことを目的とした制度です〜弘前市ホームページhttp://www.city.hirosaki.aomori.jp/gyosei/keikaku/keikan/omomuki/index.htmlより


弘前無尽社屋(三上ビル)と保村打刃物製作所。


旧藤田家別邸は、弘前駅に模型が展示されていました。一階には大正浪漫喫茶室があります。


■その他、気になったもの

かつて「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」展(20060729〜20061022)が行われた吉井酒造煉瓦倉庫の外には、「A to Z メモリアルドッグ」が居ます。

晩ごはんはこちら。
3日 BEER BAR Old Junk (オールドジャンク)http://oldjunk.blog136.fc2.com/
   あば http://www.toei-h.com/aba/index.html
4日 カリ・マハラジャ http://www.nine.co.jp/curry/




さて、ここからは、前回(http://d.hatena.ne.jp/housepublishing/20120423/1335452499)同様、りんご箱に関するレポートです。

さすが青森は日本一のりんごの産地なだけあって、至るところでりんごの木箱を見ることができました。

今回は、弘前市のお隣、青森県北津軽郡板柳町にある「青森資材うばさわ」さんのところにお邪魔しました。休日に突然お邪魔したにも関わらず、偶然いらっしゃったインターネット販売部門担当の方に工場や倉庫を車で案内していただきました。本当にありがとうございます。

こちらの板柳町の特設サイトでは、りんご木箱づくりのようすを動画で見ることができます。http://www.town.itayanagi.aomori.jp/vrh/default.asp?ThisMenuID=006


こちらが最初に案内いただいた倉庫。

こちらの倉庫では、さらに多くの木箱が出荷時期に備えて保管されていました。後で調べてみたところ、「青森資材うばさわ」さんはりんごの木箱の生産量青森一を誇る会社だそうで、つまるところ日本一のりんご木箱メーカーということになります。そんなこととは露知らず、偶然辿り着いて、そのままお邪魔してしまったわけですが、大変有意義な旅となりました。